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'07 Nov. 16 11:37 PM

ほぼ復活

DSC01982.JPG

今年の夏は本当に暑かったです。

It continues here.

夏のある日。

店に来てみると、カウンターの貴婦人が壁に寄り添っていました。

カウンターの貴婦人とは写真のロウソクのお化け。始めはボトルに一本のろうそくを立てただけの
か弱い存在でした。当然ただ立てているだけではなかなか成長しないので、
人為的に蝋をたらす作業を暇なときに続けていました。

それが2年半経った今年の夏。現在のよりは20センチほど高くまで育った貴婦人。
カウンターでは大きすぎたために2度の引越しを経て今の場所へ。

壁にかかっている時計の柱のようになるまで高く育てたいと思っていました。

そして話は戻って夏のある日。

なぜか元気なく壁に寄り添っている貴婦人。というよりも、なぜ傾いている?

そっと触ってみるとぐらぐら。これは倒れる、と思い、レンガで補強しようと倉庫に行ったとき。

ドサ・・・

力尽きたその姿を、彼女は見られることを望まないと思い、写真は載せません。

急いで成長したせいで、空洞が多く、そこに今年の暑さが重なり、耐えられなかったようです。
実際折れたところの朗を触ると生暖かく、ぐにゃぐにゃしていました。

まずは基礎を徹底的に固めようと、木箱の中はじにレンガを置き、がっちり固定した後
隙間に蝋をこれでもかと流し込みました。

そのためにはバーナーが必要だったので、さっそくホームセンターで購入。

土台が決まり、細かいところの修復に時間を見てたらたらと蝋をたらす日々。

以前に秘書が写真を載せてくれた通り、当バーの入り口はガラスが割れています。
それは今ではオブジェのようにいい感じ。

しかしそれは一見のお客様にはなかなかのインパクトとして映るようで、
なかにはさわさわと触るだけで階段を降りて行ってしまう方も。

その難関を乗り越え、どうにか店内に入ると暗い証明の中たらたらとロウソクをたらしている小生。
そっと扉を閉めてお帰りになる方々・・・

最近では『必殺 一見返し』などと揶揄されるほどです。

怪しい店ですが、慣れればリラックスできると信じています。

だいぶ日付らしい寒さになってきた今日この頃。一緒にお酒を楽しみませんか。

ようやくほぼ回復した貴婦人と共に。

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