« ある塾のカレンダーより July in 2010 | Top | 私的総括 world cup 2010 in South Africa »

'10 Jul. 06 10:58 PM

らしさの定義

たまにお客様から、

横浜っぽい店ですね

と言われる。
これほどうれしいことはないが、改めて考えると、
この『横浜っぽい』とは何を指すのか。

It continues here.

極めて個人的な理由で実家へ向かった。
秘書もつれていた。

結果実に意味のある帰郷となったが、
その帰りのことである。

行きの高速利用ではなく、帰りはトコトコと下道を行く。

一日ずれていたらあの猛烈な降雨に見舞われていた所でしたが、
あるT字路を間違えて右折。

明らかに今まで見たことのない風景が続く。

まだ迷ったことに気付かない二人は
のんきに「今までに行ったことのないファミレスに行きたい」
という秘書の願いどおり、
ちょいとこじゃれた感じの店へ。

≪馬車道≫という名のファミレス。
いろいろチェーン展開しているようだが、
そのチェーン店のすべてに見覚えがない。

店内は大正ロマンを感じさせる壊洋風で、
白い壁が見に濃い茶色の調度品。

各テーブルに乗るランプは是非スカーフェイスで使いたいと願うほど
品のいいものでした。

そしてスタッフの女の子たちが全員統一された袴を着ていました。
大正時代の女学生の格好。ハイカラさんと言えば通じるかな。

横浜にはこういった、観光地らしさを演出する
コスプレ系の店が少ないんじゃないか。

確かに。では横浜で、横浜らしさを演出するとしたら
どういった形になるのだろうか。

そもそも横浜らしさとはどういったものか。

そこで私が秘書に冒頭の話をしました。

秘書いわく、

『横浜は本物がそういった格好をすれば良く、
わざわざ観光地的にコスプレをしたりしない。
東京のようにものすごく豪勢というわけでもない。
そのこだわらない感覚が横浜らしさなのでは。』と。

横浜らしいコスプレと言ってもイメージが浮かばないのは
(あえてチャイナドレスという考えもあろうが、
それは中華街限定になって、横浜とは違うと思います)
当然のことなのかもしれませんね。

確かに我がバースカーフェイスもあえて横浜を意識したわけではありません。
海の、港の様子を出している点は一つもなく、中華の香りも無し。

それでも横浜っぽいと表現されたことが本当にうれしかったのです。

ワールドカップも今度の日曜日で決します。

蒸し暑い日々が続きますが、
是非横浜を味わいに、ご来店ください。

PS横浜を代表する店だとかそんな偉そうなことを言っているわけでは
  決してありませんので、やはり、気楽な感じでご来店ください。

posted by owner

トラックバック

このエントリーにトラックバックする時は下記のアドレスでお願いします:
http://www.bar-scarface.com/main/mt-tb.cgi/273

footer logo