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'11 Aug. 10 9:14 PM

明治からの伝言 第3幕・西洋館COMFY LODGE編

もう1カ月以上過ぎてしまいましたが、
興奮、感動、関心はやまず、
第3幕へと突入ぅ〜。

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【西洋館 入口右1Fが宿泊した部屋】

It continues here.

暗闇の中、夕食を終えて部屋へ戻ってきました。
まだ館内は多くの旅行客でにぎやかめ。

完全に暗くなる前に、庭を散歩。
目的はほたる。

運が良ければという話でしたが、
さすがにそうはうまく話が進むわけもなく、
生まれて初めてのホタル体験はお預けとなりました。

しかし、庭がとにかく広い。
部屋のすぐ近くにある中庭へと開く扉を開け、
秘書とやや肝試し的な感覚も含みつつ歩を進める。

スタッフしか使っていないところは非常に暗く、
足下では他の館とつながっている様々な建屋は
暗闇に浮かぶ姿に日本初のホテルであることの
畏怖を感じざるを得ませんでした。

明治初期から外国人向けのホテルとして建設されたこと等
パンフレットやネットで調べられることを
ここでつらつらとつづっても意味を見ないので、
極めて主観的なことを。

肝試しも終えて改めて部屋に戻り。

美智子皇后がご利用になられたという事実を知ってから
改めて見ると、やはりそのフィルターの力は大きく、
何もかもに感嘆してしまう。

まず入り口ドアがとてつもなく大きい。

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【比較として秘書に立ってもらうべきだった!】


これは外国人向けに作られたせいではあろうが、
それにしても天井も非常に高く、
屋内にいながら開放的になる。

控え目なシャンデリアが好感を持てる。

テーブルの上にはすでにその役目を終え、
用もなしに置かれている筆入れ(硯も入る立派なやつ)
が存在感を誇る。

アメニテイの質も非常に高く、
さりげなくロクシタンがそろえてあるところが憎い。

しかしそれらをも霞ませる程の
オーラを発揮していたのがバスルームだ。

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【洗面台 ドールハウスの世界が現実に…】


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【猫足のバスタブ 素敵だ…】


全体的に何とも瀟洒な空間である。
初めて利用する猫足のバスタブ。
洗面台には使うのをためらわせる石鹸と
それを納めている素晴らしい意匠の台座。
そしてそれらをすべて凌駕するのが
このシャワーだ。

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【シャワー 肝心のヘッドが写ってねぇぇぇぇぇ!】


館内にあった博物館にも保管されているものが
現役としてまだ使われていることにとにかく感動。
緑青に覆われた古さが明治からの強烈なメッセージか。

そのメッセージをどう受け取るかは使った人間にゆだねられる。

贅沢な空気に体を預け、何とも言えない幸福感に浸る。

まだまだ書ききれない。

続きは第4幕 朝食、風呂、帰宅編で

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