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'14 Jul. 02 8:28 PM

紀行 長崎 ー軍艦島編ー

食べ過ぎた朝食に苦しめられながら
出航の時間から逆算して
10時15分にホテルをチェックアウト。

火曜日の朝と言うこともあり、
ハウステンボスにはまだお客さんはまばら。

いよいよ上陸の日。

≪端島が最も軍艦らしく見えるスポットからの一枚≫

It continues here.

幼きころに乗ったはず、しかし記憶はほとんどない市電。
以前は横浜にも走っていたと聞く。

長崎の市電に乗るのは当然初めてで、
その多さにまずは驚かされる。

「ひっきりなし」とはまさにこのことと見ればわかる。
次の電車がすぐ後ろに迫ってくるのだ

そして運転は荒い。
結構ゆられながら心は港へと急ぐ。

向かいの港に日本に6隻しかないというイージス艦が
普通に寄港していたのには驚かされた。


≪現在の最新鋭の軍艦≫
上の写真が軍艦と誤認されてアメリカ軍に攻撃されたのがうなずける・・・

外海のやや高い波に揺られてしばらく。
遠くからその姿を初めて確認した時には
鳥肌が立ちました。

まさに異様。

そして上陸。
言葉が出ない。


昭和49年4月20日に最後の一人が島を離れる。
それから崩壊が始まり、その崩れゆく姿を
様々な人々の思いが今こうして観光という形で
多くの人間の目に移す。

今残っているものを修繕を重ねながら後世に残すというのではなく、
無くなっていくその過程を遺産として残そうという考え。
それが来年この軍艦島を世界遺産として登録する理由だと聞く。

実際に目にすると震える。
ここが当時世界最高の人口密度を誇り、
ここから産出された石炭が明治以降の日本発展の文字通り原動力となったこと、
そしてそれが時代の流れで取り残され、廃墟となり、今に至る。


≪かつての小・中学校 崩壊を防ごうと設置した支え棒もぐりゃり≫


≪日本最古の鉄筋アパート 大正5年だそうだ≫

正直的確な言葉が浮かばない。

神社仏閣を見るのとはまた違った
心を揺さぶられる時間となった。

近いうちとは言わないが、またいずれ行くような気がする。

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