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'07 4. 20 02:21

日常の中の・・・

場所 横浜市内
    帰宅する人で満席 立っている人4〜5人の程よい混雑具合の最終バス車内
主な登場人物 気の弱そうな普通の青年
          怒るおじさん
          悪気の無いサラリーマン
          職務に忠実な運転手
          その他バス乗客(秘書含む)

It continues here.

一日の仕事を終えて、駅から最終のバスに乗りました。
秘書は後方二人席に座ると疲れてぼんやり食事のメニューなどを考えながら
バスが発車するのを待っていました。
すると突然怒鳴り声が・・・
「バスに乗ってんのはおめーだけじゃないんだよ!
人の迷惑考えろ!ボケ!」
何が起こってる?
秘書はオーナーが乗っているのかと、声の主を探して車内を見渡しました。 
声のトーンがそっくりだったので。
すると秘書の真ん前に座っているおじさんが声の発生源。
怒号の向かう先を見ると、前方の横座りの席に携帯で喋る青年が・・・
緊張が走り静まり返る車内。
見るからに気の弱そうな青年はあわてて携帯を切ると
集まる視線を避けるように俯いて難を逃れようとするが
おじさんはそれを許さない。
「あ 文句があるなら外ー出ろ
ただし俺もくさい飯覚悟だ!
あ?出ろ!おらー」
酔ってるようでもなく、あくまで低く落ち着いたドス声。
返って怖いけど、言ってることは正当だし、周りに危険はなさそう
あの子も一言くらい謝らないとなー
と秘書は申し訳ないけどびっくりしてドキドキしたまま高みの見物のポジションに。
「す すみません 切りました」
やっとか細い声が青年から発せられて乗客全員ほっと息をつく。
「あたりまえだ おらー
人の迷惑考えて行動しろ!」
まだ許さない・・・
するとこのタイミングで大音量の着メロが鳴り響く!
しかも運動会の徒競走でよくかかるあの曲
チャチャンチャーン チャチャチャーン チャチャチャチャチャン!
誰よー!?
怯える青年の斜め前でバックから携帯を取り出そうとするサラリーマンがみんなの目に入る。
慌てているからなかなか携帯が見つからない。
曲は佳境に入り盛り上がる。
見つかった携帯がうなぎのように滑ってなかなか切れない。
ああまたおじさんが爆発するぅ・・・
青年の目が泳ぐ。
着メロは止まり、しーんとする車内に再び緊張も頂点に・・・
そこへ響き渡るマイクの声
「はい 発車しまーす」
全員に掛かる前からのG。
運転手さん これはコントですか?
ドッキリカメラですか?
寝たふりしても、雑誌を読んでも目が泳いだままの青年とサラリーマン。
無言のおじさん。
気が付けば自分の降りるバス停が目の前で急いで降車ボタンを押す秘書。
ここで降りるの私だけだったんだ。
危なかった。
と止まったバスから降りようとすると
なんと10人以上が同じバス停で下車。
みんな気をとられていた訳ね。

偶然が面白い。
同じ車内で、同じ店内で・・・
みんな知らない内に
いろんな役を演じている。

posted by secretary

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