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'07 Oct. 18 12:17 AM

親の教育について

久々に教育論を一言だけ。

It continues here.

多くの目に触れたであろうボクシングの騒ぎ。
あの幼い親子についてコメントするつもりはなかったのですが、
先日妹の結婚を期に(こっそりここで、おめでとう。新しい家族を心から歓迎する!)
少し触れてみようかと思いました。

基本的な礼儀はやはり親が教えなければならないと思います。
学校や、地域も大いに関わっていくことは事実ですが、
私は学校に入る前、生まれてから5,6歳までの教育が本当に大切な基礎となると考えます。

義務教育という言葉。多くの方が勘違いをしているようで、
これは『教育を受けなければならない義務』ではなく、
『教育を受けさせなければならない義務』です。

その教育とは、私は決して学校のみに限ることではないと考えます。
確かに法律上義務教育期間とは小学校から中学までの9年間。
しかし、その基礎となる入学前の5,6年間こそ、親が子供に義務教育を受けさせるための
準備として、しっかりとしつける必要があると思います。

子供はなかなか自分に対して強く、厳しくなれないものです。当然そうなれる子供もいますし、
それはいいのですが、その多くは楽しく、楽なほうに流れがちになります。
やはり初等教育にはある程度の強制力は必要だと考えます。
当然スパルタを奨励しているわけではないのですが、
昨今批判の嵐にあったゆとり教育がいい例ではないでしょうか。

社会に出るにはそれなりの学力と知識が必要です。そして私がそれ以上に必要と感じるのは
知識欲です。自分が知らないものに対して、知りたいと思う欲、知ることによる喜びを感じる感覚。
ただ自由に、やりたいことだけをやらせておいて、長所を伸ばそうというのは教育の義務を
放棄していることと等しいと思います。

いかに死ぬかを考えることは、いかに生きることを考えることと等しいように、
いかに教育していくかを考えることは、自分がいかに育っていくかを考えること。

義務教育期間を終えた大人こそ、より学び、育つ必要があるのではないでしょうか。

家族が増え、初めて親族から兄さんと呼ばれる立場に立った今の自分は、それを切に感じています。

深い、この上ない喜びを感じながら。

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