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'08 Mar. 16 3:02 AM

北海道紀行 千歳・札幌・旭川・小樽

もう2週間経ってしまいました。3月の2〜4日に店も昼の仕事も休んで北海道へ行きました。

It continues here.

日曜日の、店に予約が入らない時にだけ休みを取れるのですが、
さすがに少しはゆっくりと休めるときを作ろうと、今年から、昼の仕事が一段楽する3月の頭に
数日休むことにしました。そうなるとやはり旅行ですね。

 選んだ先は北海道。いや〜広いですね。そして寒い。

昼過ぎの2時半に羽田を発つ便で
飛行中ずっと下の景色を見ていました。異常に視力が良い私でもさすがに1万メートル上空からは
車も人も確認できませんでした。普段飛行機になど乗ることのない私は窓際から離れることができず、
ずっと眼下を見ながらシートの前に設置してある画面で下の映像と今どこを飛んでいるのかの
確認をしながら、1時間半後には北海道。早すぎる。

兄夫婦が千歳在住で、空港まで迎えに来てくれていました。自衛隊ということで、民間人が
入ることのできない基地の中を案内してくれました。飛行機はどこかに出払っていて、なおかつ
日曜日ということで、施設には入れなかったのですが、気のせいか、基地内の空気も、
浮かぶ雲もどこか違う世界のそれに感じられました。

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 兄夫婦とジンギスカンを堪能。食べ放題なので、関係ないのですが、一回に出てくる肉の量が多い。
がっちり食べ終わって、兄が駅まで送ってくれて、久々の電車で札幌へ。電車を待っている間、
土地柄でしょう、ホームには出れないようになっていました。電車が来る数分前に、改札を開くとの
アナウンス。それまでタバコを吸おうと、外にある喫煙所へ。横浜では感じることのできない、
押し付けられるような静寂。人もいるし、車もある程度は走っているのに、コンビニの前なのに
あの静けさは今回のたびで忘れられない情景の一つです。

 皆さんは札幌では何をします?ホテルで少しゆっくりしたらもう夜の10時ごろ。
当然まだ空腹ではないものの、やはりラーメンを食べなければ。
除雪車の多さにびっくりしながら時計台を通り、大通公園へ。まだ雪祭りの
雪像を取り壊してすぐのようで、こんもりとした雪山がそこかしこに。これまた横浜では味わえない
パウダースノウ。公園の歩くところ自体がすでにすごい積雪で、
一歩足を踏み入れると写真のような状態に。

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 ススキノまで行けば店はあるのでしょうが、そこまで歩くのは億劫。しかし夜10時になると閉店している店が
多く、なかなかラーメン屋が見つかりませんでした。どうにか見つけたものの、食べ始めてすぐに満腹中枢が
刺激され、最後の3分の1は一人フードバトル状態でした。

 ところで、札幌に行った方は不思議に思いませんでしたか?それはタクシー。流しているタクシーは普通なのですが、
乗り場ではなく、その辺の道に停まって客待ちしているタクシーが異常に多いこと。そしてそのタクシーが
なぜか後部座席のドアを微妙に開けていることを。お客さんが乗りやすいようになのか、
でもどう考えても寒いだけのような・・・

 次の日は朝から今回の旅行のメイン、旭山動物園へ。ペンギンの散歩とやらをどうしても見たく、
遠路はるばるやってきたのだから、大いに期待して。
数日前に友人Tと店で飲んでいるときに、旭川の気温を調べると最低気温が−11度だそうだ。
とにかく防寒をばっちりにしようと今までの旅行ではありえない量の服を用意したものの、
天気は快晴。前日の札幌でも道行く人は結構普通の感じなのに驚いた。

 がっちり太陽が出ているので、ダウンの下に2枚着ただけで十分だった。
道路が完全に乾いていたので、バスが普通に走れて、動物園を予定の時間以上ゆっくり楽しめ、
チューブをくぐるアザラシ、散歩前のペンギン、トラとライオンがフェンス越し、お尻を触れるポニー、
ちょっと離れたところにいるワシ、そしてラーメン。ゆっくりとした時間をそのまま受け入れた。

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 いよいよペンギンの散歩。一日に2回、雪のコースを30分掛けてポテポテと歩く皇帝ペンギン。
日によって散歩する数が異なるのかは知らないが、10羽がゆっくりゆっくりとこちらへ歩を進める。
目の前で群れを少しはなれて雪を食べる子がいた。そしてまた何事も無かったように群れに戻り
哀愁漂う何も考えていない後姿を見せながらポテポテと歩いていく。これはたまらなくかわいい。

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 帰りのバスも予定より早く到着し、その日のうちに小樽へ移動。
小樽といえば寿司。しかしやはりホテルにチェックインして、外に出たのは九時過ぎ。やはりやっているところは少ない。
運河を眼下に見れる最高のシチュエーションであるホテルから見える大きな居酒屋に入り、当然寿司。
そんなに食べてはいないのに、前日の食べすぎを引きずっている感が否めなかった。

 翌日ガラス工房でグラス作りに初挑戦をし、その難しさを痛感した後ワインを飲み、チーズの刺身を
楽しみ、ぶらぶらと雪の中を歩く。札幌とはまた違う景色。

 帰りの飛行機に乗る前にとどめの味噌ラーメンを腹につめ、離陸。

 遠くて速い北海道。不思議な違和感をまたいつか味わいたい。

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