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'08 Aug. 02 12:41 AM

桐生一高の件に対する私見

夏も盛り、八月になりました。

It continues here.

  私はスポーツ観戦が好き(とは言っても、もっぱらテレビですが)で、
しかし高校野球には時間的に見ることが難しいこともあり、
今まであまり熱心に見ると言うことはありませんでした。

  幼馴染が野球をやっていたので、高校生のときに予選を見に行ったのを覚えています。

  今年の夏の甲子園でも、どこが強いのか、どこが優勝候補なのかなどまったく知りませんが、
野球とは別の形で話題になっていますね。桐生一高校が。

  依然よく目にして「それはどうなんだろう・・・」と感じていたのが、学校の不祥事による
高校野球出場辞退。今年の夏も予選大会前に不祥事が発覚した学校は辞退していると
記事に見ました。非難の対象となっていて、出場がこのままされたとしても、試合をする
選手も、対戦相手も、応援する人も複雑な気持ちになることでしょう。

  私の考えは以下の通りです。

  ○高野連の対応と、学校として、大会として辞退する基準をはっきりすべき。

  ○飲酒、喫煙などでの辞退はかわいそうと言う声もあるが、
    教育の一環としての部活動であるので、生徒は軽はずみな行動を自粛し、
    その指導責任のある監督がしっかりと任を果たせばいいだけなので
    辞退で当然と考える。

  ○部員以外の生徒が起こした不祥事で辞退をする必要は無い。

  ○部員がやった場合はたとえそれが1年生でも、レギュラーでなくても
    一つの学校で、一つの部活の中で一つのスポーツで競い合っている
    仲間の不祥事なので、辞退すべき。

よって、私は今回桐生一高は辞退すべきだと思います。
もう遠征に出てしまっているからなどという、大人の身勝手な事情を持ち出したとしても、
最低でも、指導責任がある監督は辞任すべきです。

  私が最も言いたいのは「教育としての部活動」ということです。
部活を強くしたいから他県から生徒を引っ張ってくる学校も多いです。
私はそれはかまわないと思っています。
しかしそれには条件があります。生徒が自主的にその学校を選んでいると言うこと。
自分を寄り厳しい環境で磨きたいと考えることは決して悪いことではなく、
それをセレクションで選ぶことも大きな試練となり、子供が成長する大きな役割を
果たすと思います。
ただ学校の宣伝になるだろうと言う判断で、学校側が無理に生徒を引っ張ってくる
と言うのだけはよくないと思います。

  また、昨今部活動を指導したがらない教員が増えていると聞きます。
担任を持ちたがらない教員がいると聞きます。
責任を持つと言うことから逃げているのでしょう。
そんな教員に育てられた子供が責任をお持つことは難しい。

  責任を持ちたくないのなら、子供との交流を拒むのなら、教師を辞めなさい。
学校に反面教師は必要ない。社会に損なのはたくさんいるから。
聖職者になれなどと言うつもりは毛頭ありません。しかしあまりに最近ひどい状況なので。

 追伸:教師になろうと考え、また今年も採用試験に落ちた人間は、
     これから一年、まず第一に何をすべきかを考えよ。

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