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'10 Jun. 16 1:24 AM

4年に一度の陶酔

勝ちましたねぇ。

まだ予選ラウンドを2試合残しているのですが、
やはりここで、昨日のカメルーン戦の説考を。

It continues here.

試合開始から30分間。
実際に見ていた方も多いと思うので、
同感していただけると思いますが、
非常にまったりとした、言い方を変えると面白みのない展開。

ここにカメルーンが負けた原因のすべてがあったと私は思います。

当然日本の勝利にケチをつける気など毛頭ありませんし、
小躍りするほど喜んだ私です。ぜんぜあふぁsdfhj225554

しかし、やはり昨日の試合は日本が勝ったというよりは
カメルーンが負けた試合だったのではないでしょうか。

南アフリカ大会ということで、アフリカ勢の勢いには期待していました。

そして、その期待を開幕戦の南アフリカを筆頭に
存分に発揮し、その勢いたるやすさまじいものがあります。

今さっき終わったコートジボアールもCロナウド率いるポルトガルに
互角以上の戦いを見せました。

それに比べて、カメルーンはどうだったでしょう。

大会前から、ディフェンスが弱い等言われていましたが、
やはり一番の原因はチーム内の不和でしょう。

そのせいか、実力でははるかに日本を上回るのに、
前半は様子見をしようとしてか、それともW杯初戦ということで
その雰囲気に心身をなじませようとしてか、
非常にゆったりとしたペースになりました。

それが日本の、前半は守備に徹するペースに妙にはまり、
双方がぐずぐずとした感じになってしまいました。

その間にも確かに要所要所でいいプレーもありました。

しかし、あの前半の15分まで、他のアフリカ勢のように
カメルーンがガンガン攻めてきていたら、結果は絶対に違ったでしょう。

そして39分の得点シーン。

松井がそれまで右で上げ続けていたことがいい伏線になりました。
右サイドからの攻撃ばかりだったのが気になっていましたが、
その中で初めてワンクッションおいての左でのセンタリング。

中央に詰めた大久保を狙って、それが今大会特有の
ボールが伸びてしまう現象により、本田のところまでうまく到達。

そこでもカメルーンの守備にミスが出ました。

大久保に二人詰めたのは仕方ないにしても、その後ろの選手が
本田をフリーにしてしまいました。

得点をした本田は本当によく止め、冷静に打てたと思います。

後半に入ってからも一度狂ったリズムはあのクラスの選手でも
なかなか戻すことは難しかったようで、
右サイドからエトーがえぐったのには度肝を抜かれましたが、
無事に終了。

私が今まで見た中でカメルーンは最低のコンディションだったのではないでしょうか。

後半にポストに救われたシュートがありましたが、
あれはトゥーリオの守備ミスです。

シュートが予測されたのに詰めずに距離を置きすぎ。
なおかつ彼のもっとも悪い点ですが、あの距離でシュートをされると
100%背中を向けてしまいます。

土曜日のオランダはさすがに強い。
エトークラスの選手がゴロゴロいます。

当然応援はします。勝ってほしいです。
しかし、初戦に勝ったおかげで、
第3戦のデンマーク戦まで、たとえオランダに負けても
楽しみが続きます。

4年に一度の世界最大のスポーツの祭典。

毎日世界トップレベルの、しかもテストマッチではなく、本気の試合が
3週間見れます。

ゴールデンタイムに普段はなじみのない国同士の試合が放送されたりしますが、
私には幸福の時。

普段ありふれた芸能人ばかりが映っているんだから、
こんなときぐらい、じっくりと見せてくれ!

本当に幸せを感じながら、お客さんと、秘書と、たまに一人で、
陶酔しています。

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