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'10 Dec. 11 8:44 PM

行ってきました江戸 Vol.2

つづきです。

DSCN0941.JPG

【朝、スカイツリーを眺める秘書のバックショット。素敵。】

It continues here.

普段の旅行では、早起きだし、
あれだけ歩いて、あれだけ食べたら
即気絶で、爆睡というコースなのに、
なぜか眠くならない。

寄席での感想を秘書と話しながら、
結構な時間まで起きていた。

寄席の最後を飾った林家種平という噺家のことだ。

種平の声かけで、今回の寄席のメンバーが決まったそうで、
当然そういう存在ということは相当の兄弟子のはず。

ところが話がまったく面白くなかったのである。
映画とは違い、本当に残酷で厳しいと思ったのは、
正蔵が終わった途端に帰る客が数十人。

何でだろう?と、その時は半分苛立ちながら見ていましたが、
種平が話し始めてからよくわかりました。

確かに落語、寄席は料金が安い。
そして、非常に近くで感じられるあのライブ感は最高だ。
しかし、面白くなければ見る必要はない。

接客業に身を置いているものとして、背筋が凍る思いで
つまらない話を聞きました。

翌日、月曜日の朝であり、錦糸町ということで、
ごくごく平凡なバイキングの朝食をとりながら
外を速足で歩くサラリーマンたちに
ちょっとした優越感を覚えました。

普段も昼の仕事の方たちが働いているときに寝て、
寝ているときに働いている私たちバーテンダー。
旅行も、やはり曜日がずれて、不思議な感覚。

もう一度軽く寝てからチェックアウト。
車で向かうは浅草。

市営の地下駐車場に止め、地上に出ると目の前にこれ。


DSCN0949.JPG

【浅草・雷門です! やはりでかい!!】

人力車の人が気軽に声をかけてきて、
秘書と一緒に撮ってもらいました。

門をくぐって仲見世通りをてとてとと歩く。
私はいつものように勘違いをしていて、
「仲見世通りでは焼きそばを食べるんだ!」
と意気込んでいたら秘書に
「仲見世通りを夜店のあるお祭りと間違えている・・・」
と、絶句されてしまいました。

知らないものは仕方がない!

なら、仲見世とはどんなもんじゃい?と、
やや上から目線で入ってみると、
なるほど、お土産や、名物のお菓子が所狭しと並んでいる。

秘書は裏から見た、あの何故か錆びた赤色で統一され、
全ての裏口に鍵のかかったスペースがあるのが面白いと言っていた。

相変わらず面白い視点でものを見るなぁと感心。

そのまま浅草寺に行き、金額に全く見合わない数のお願いを
してきました。
このブログを見た人は来年いいことがあるはずです。

浅草寺に一番近い人形焼き店で焼き立てのを4つ購入。
秘書がぱくついているのを一口。
甘いものが苦手な私が二口食べれたことで
ここの人形焼きがどれほどおいしかったが理解できるでしょう。

甘さが控えめで、熱々。
相当古くから、それも一番いいところでやっていけている理由が
良くわかりました。さすがです。

五重塔で写真を撮ろうと苦労してたら、
えらいハスキーボイスなフランス人の女性が
撮ってくれました。


DSCN0964.JPG

【ブログ初のツーショット、犯罪者ではありません】

そして、最も行きたかったここへ。


DSCN0975.JPG

【そう、花やしきぃ〜】

入ってびっくり。
とにかく狭い!!!!
ぱっと見渡して、ほぼ全てのアトラクションが確認できる。

やはりここに来たら絶対乗りたかったジェットコースターへ。

日本最古らしく、一周するのに一分かからず、
次から次へと乗せては走り、降ろしては乗せを
延々繰り返していました。

動画を取ろうとカメラを構えていたら怒られました。けち。

約50秒ほどの、それでもなかなか面白い時間です。
是非皆さんにも体験してもらいたいです!!
(これは、がっかりさせるためのふりではなく、本気で)

お菓子の家に入って思いのほか早く回転するアトラクションの中から
同じ目線にスカイツリー、眼下に浅草寺を確認しながら
しばしぼえぇ〜っと。

花やしきまんじゅうはいまいちだったので購入せず、
そのままかっぱ橋の方へ移動。

永井荷風も訪れたというどじょう屋の老舗へ。
どじょうは秘書が怖がっていたのですが、
(秘書の怖い食べ物 
 眼の大きい魚やイカ⇒じっと見てて怖いから
 分厚くて大きな内臓系の肉⇒強すぎて男が食べるものだから
 小さくて目が付いている魚⇒みんな(魚)がこっちを見てるから
   ・・・見てないってば)
私はどうしても一度本物を食べたくて来てみました。


DSCN0986.JPG

【火にかけられる前のどじょうさんたち、確かに少しグロ?】


DSCN0987.JPG

【火が通り、ネギが乗せられ、おいしそう】

秘書は柳川でどじょうさんたちを隠しながら食べていました。

隣に座ってた親父が、これまたうまそうに喰いやがんだ。
明らかに食べ慣れてる風で、ネギを上手に箱からすくい、
こんこ〜んとどじょうに乗せるとちょいちょいっと箸で
つつきながら熱燗をくいっと。
ちょうどいい塩梅かなぁってころに
「熱燗もう一本」ときやがる。粋ってやつやね。

かっぱ橋のぐるりを歩き、神谷バーで電気ブランを買い、
秘書が食べたかった海老が4本乗っている天丼は
次回にあきらめ、翌日の飯を買い物し帰路へ。

浅草。はまる人がいるのが本当によくわかりました。
面白い!

次回の旅行はどこに行こうか。それを選ぶことに関しても
少し幅が広がった、いい旅でした。

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