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'08 7. 03 02:45

盛岡のはずれ、姫安岳の方の・・・

人里離れた山のいただきに、どうしたわけか錆びたレールが一筋走っている・・・

It continues here.

列車なんて走っていないはずなのに、どうしてレールなんかあるのか知りたいと思ったら、
北上川の夏の灯籠流しの夜、
誰にも教えず一人でこっそりこの山に上がってみたらいい。

満天の夜空に向かって仰向けに寝転んで、夜風に吹かれていれば
やがて錆びたレールの上に
黒々と大きな列車がやってきているはずだ。

おいていかれないように急いで乗り込んだら
いつのまにか列車は走り出し、離陸して、
ダイヤモンドのかけらをいっぱいに撒いたような星空に分け入って、ぐんぐん上昇していく

がらんとした客車は古い板張りで
天井には黄色い電球が一筋、心細げにともっている

窓辺にもたれて表を見れば
さんざめくような天の川に沿って列車は走り
硝子細工のように透き通って咲いているりんどう
白鳥の停車場
水晶の砂の川原
化石の標本がたくさん流れる川
つるつる光る瀬戸物の標識には プリオシン海岸・・・
不思議な乗客はあなたに
「押し鳥」を見せてくれるかもしれない

ただし乗車は一度きり
後戻りは出来ない

その禁を破って
どうしても 少しだけ覗いて見たかったら
7月5日か6日に吉田町のバースカーフェイスへ
階段を 上がって・・・・・・・

いつもに増して
不思議な時間をご一緒に。
振り向いたあなたは どんな 『顔』 ・・・


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